平成27年12月7日(月)、日本下水道協会の5階大会議室に約80名の参加者を集め、GKP特別フォーラム「下水道界未来の道標 若手職員へのメッセージ」を開催しました。
ゲストにお迎えしたのは、強力なリーダーシップで下水道業界を牽引しておられる企業トップ4氏。管清工業株式会社代表取締役社長の長谷川健司氏、月島テクノメンテサービス株式会社代表取締役社長の服部博光氏、株式会社日水コン代表取締役社長の野村喜一氏、メタウォーター株式会社代表取締役会長の松木晴雄氏です。
今回の企画は「俺たちを超えていけ」、「超えられるものなら超えてみろ」を裏テーマに、業界を代表する経験豊富な経営陣から若い世代に向けて熱いメッセージを伝えていただくことが目的でした。その狙い通り、思わず唸らされるような深い話あり、笑いありの、アツイ、アツイ、フォーラムとなりました。
トークは、第1部「私を変えたあの時」、第2部「トップに聴くYES・NO」、第3部「下水道成長産業戦略」、第4部「若手職員Q&A」の4部構成で展開。若い頃から「俺は社長になる」と公言していたとおっしゃる野村社長は、20代で上司が逃げ出した厳しい仕事とも向き合い、うまくいかないこともあったそうですが、その中で「上に立つ者のあり方」として「部下に背中を見せない(逃げない)姿勢」を学んだそうです。若手に向けては、「個性に原石なんて無い。個性とは、他者の評価。だからいつも自分をつくり上げる努力をしなさい」とアドバイスしてくださいました。服部社長は、鳥海山に登った時の感動を熱弁。「鳥海山には素晴らしい四季がある。四季とは水循環を切り取った姿であるから、すなわち下水道は日本の四季と向き合う仕事である。今の若い人には是非、その魅力に気付いてほしい」と語りかけました。また業界きってのアイデアマン、長谷川社長はメディアに採り上げられる機会が多い恵比寿KANSEIトイレの展開について、「初めは理解されませんでした。が、”継続は力なり”で、最近、KANSEIトイレを見て入社試験を受けに来る若者が出てきている」とのこと。また、相撲部など、社内の部活動を応援していることについては「ONとOFFの切り替えが大事。日常業務と違う接点で職員のやりがいや団結力を引き出してあげるのが狙い。だた、部活の応援は自分が社員と触れ合う良い機会にもなっている」と話してくれました。
GKPの副会長として日頃から下水道広報にご尽力いただいている松木会長は、道路に次ぐ膨大なストックを有する下水道を「磨けば磨くだけ輝く石」と表現。「今はまだ十分な輝きを出せていないので、今まで以上にコラボレーションを深めて、みんなで磨き上げていきたい。このフォーラムを機に、本日集まった4業種が率先して引っ張っていきたい」と締めくくってくださいました。
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