GKP広報大賞2023 表彰セレモニー&セミナーを開催しました

公開日:2024年3月21日

 下水道広報プラットホーム(GKP)は令和6年3月15日(金)、日本下水道協会5階大会議室において、GKP広報大賞2023(第11回)受賞者表彰セレモニーおよびセミナーを開催しました。

 参加いただいた団体(受賞団体)は、岡崎市上下水道局、千葉県長生村、株式会社アイ・ケー・エス、大阪府北部流域下水道事務所、愛知県刈谷市立雁が音中学校(オンライン参加)、キッズウィークエンド株式会社の6団体です。第1部の表彰セレモニーでは、長岡裕審査委員長より、表彰状と記念の盾(グランプリ、準グランプリ)を贈らせていただきました。

 第2部では、昨年度に殿堂入りした堺市の竹田由実氏にご登壇いただきました。同市は、健康福祉局や地元観光協会・商店街などと連携した企画(下水道資源を使った健康増進のためのウォークラリー)に取り組んでいます。その企画のポイントとして、「組織の垣根を超えるための鉄則」を7箇条にまとめてご紹介いただいたほか、今後の取り組みの方向性などについてもお話しいただきました。

 第3部は、受賞団体と堺市によるパネルディスカッションを開催。それぞれのプロジェクト立ち上げのポイントや、課題の乗り越え方、プロジェクトの今後の方針や横展開の方向性などについて意見を交わしました。
 詳細はGKPのYouTubeチャンネルにて公開中ですので、是非ご覧ください。

【第1部 表彰セレモニー】

■グランプリ

 岡崎市上下水道局 「マンホールサミットに新たな付加価値 ~もっと伝えたい 下水道のちからを~」

【評価ポイント】開催規模もさることながら、マンホール蓋に留まることなく、下水道全体への理解を深めてもらおうという企画力を高く評価した。地元の方々との連携により、業界に無いアイデアが生まれ、新しい視点の企画へと結び付けられた点も素晴らしい。動線もよく練られており、総合的に判断してグランプリとなった。

【受賞コメント】下水道事業の歴史は、都市の成長と発展に伴い、生活排水や産業排水が増加し、汚れた環境を清浄に戻すことで、私たちの生活の質や環境を向上させるという大きな使命を背負って始まりました。

岡崎市は、大正12年、全国で15番目に下水道事業に着手したと伝わっており、早い事業着手であったことから、先人たちが道なき道を歩み、不断の努力により、この使命に取り組み、令和5年に事業着手から100周年を迎えました。

その記念すべき年に、このような栄誉ある賞をいただき、職員及び関係者一同、感謝と感激でいっぱいです。

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■準グランプリ

 千葉県長生村「縁起が良いカラーマンホールのみによる下水道普及促進広報の一点突破!」

【評価ポイント】「小さな予算で大きく育てる」ことに挑戦しており、そのアイデアや計画・実施の過程は全国中小都市の参考になると評価した。一基だけのカラーマンホール蓋の設置箇所も緻密に計算されており、多くのメディアに採り上げられた実績も素晴らしい。合格祈願など多様な展開が見込め、今後が楽しみ。審査会での熱量高い発表も良かった。

【受賞コメント】この度はGKP広報大賞準グランプリに選出いただき誠にありがとうございました。

長生村70周年という節目に設置された、縁起の良いカラーマンホール蓋をきっかけに、下水道を身近に感じていただくとともに村のPRになればと、様々な取り組みが評価されたことで大変嬉しく思います。

GKP広報大賞へのエントリーは今回初の試みで、エントリーシートや動画制作等慣れない事も多々ありましたが、こちらの熱意を高く評価いただくとともに、他参加団体様との意見交換も行う機会をいただき、大変貴重な経験をさせていただきました。

頂いたご意見やお褒めの言葉を励みに、次年度も小さい自治体ならではの企画を考案しておりますので、是非ご注目いただければと思います。次回出場時は目指せグランプリ!を目標に邁進してまいります。

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■準グランプリ

 株式会社アイ・ケー・エス「未来の水を考えるきっかけに 絵本 「みずは、どこから?」発行!」

【評価ポイント】絵のセンス、擬音語の使い方などが面白く、ストーリーも優れていた。図書館や小学校、児童クラブ等に寄贈されるなど、ボランティア的に行動された実績も高く評価される。絵本は読んだら終わりだが、水との関係は今後も続くことを巻末のメッセージとして投げかけている点も素晴らしい。

【受賞コメント】この度は、準グランプリに選んでいただき、ありがとうございます。今回のGKP広報大賞に応募した絵本は、当社の思いや地元のクリエイターたちの想像力を詰め込んだものです。多くの方に読んでいただき、未来の水を考えるきっかけや楽しみを共有できたら嬉しいです。審査員の方々や応援してくださった方々に心から感謝します。これからも、絵本の魅力を伝えられるように努力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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■行政広報賞

 大阪府北部流域下水道事務所「下水処理場見学体験動画(エンジョイ・スタディ・チャンネル)の企画・制作」

【評価ポイント】手づくりとは思えないほど動画のクオリティーが高く、ストーリーが分かりやすくて、ヨドガワ博士の語りにも味わいがあった。出前講座で上映するなど、さまざまなシチュエーションにおける展開力も高評価。今後のさらなる展開に期待。

【受賞コメント】このたびは、行政広報賞をいただきありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、処理場見学を開催できなくなったことをきっかけに企画・制作した今回の下水処理場見学体験動画「エンジョイ・スタディ・チャンネル」を評価していただきありがとうございます。出演した声優への評価や、今後の続編動画への展開について貴重なご意見をいただき、大変励みになりました。

今後も府民のみなさまに下水道事業に対する理解を深めていただくため、PR動画の制作やSNSの活用等、様々な手法により下水道の魅力・情報発信に取り組んでまいります。

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■学習・教育賞

 キッズウィークエンド株式会社「デザインマンホール蓋をテーマにした、オンライン授業

                「47都道府県」踏んで学ぼう☆シリーズ」

【評価ポイント】下水道広報の新しい可能性を感じさせてくれる取組。下水道に関心を持ちにくい小中学生ならびにその保護者をコアの対象として、様々な工夫を凝らし、分かりやすく下水道を伝えている点を評価した。今後の継続的な実施に期待。

【受賞コメント】「デザインマンホール蓋」というアイテムを使って、子どもたちに下水道や自然環境の大切さ、地域への愛着などをオンライン授業で学んでいただくというコンセプトを評価いただき、大変光栄なことだと思っております。今年も引き続き、全国・世界の子どもたちへ、楽しく学びを届けて参りたいと考えております。引き続き応援くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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■学習・教育賞

 愛知県刈谷市雁が音中学校2年生「雁中SDGsプロジェクト ~下水道&刈谷市の魅力を伝え隊」

【評価ポイント】義務教育の過程で下水道に触れる機会が少ない中、生徒たちが自ら下水道を採り上げて学んだ点が非常に新鮮であり、高く評価できる。また、学習だけでなく、生徒が発信の実働部隊となり、地元小学校の訪問やケーブルTVの取材に対応した点も素晴らしい。今後後輩のみなさんに引き継いでいただくことを期待。

【受賞コメント】このたびはこのような賞をいただき、ありがとうございます。

今後はSDGsについても理解を深めながら、下水道の魅力をさらに伝えていきたいと考えています。

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【第2部 殿堂入り・堺市プレゼンテーション】
 テーマ:「堺市の取組紹介 ~GKP広報大賞受賞 その後の進化~」
 発表者:堺市上下水道局 経営企画室危機管理・広報広聴グループ 竹田由実氏

【第3部 パネルディスカッション】
 進行役 :長岡裕・審査委員長
 パネラー:岡崎市上下水道局(グランプリ)       小林 也寸志氏
      長生村(準グランプリ)           野口 佳孝氏
      株式会社アイ・ケー・エス(準グランプリ)  山本 郁生氏
      大阪府北部流域下水道事務所(行政広報賞)  河田 真人氏
                            森泉 菜々氏
      キッズウィークエンド株式会社(学習・教育賞)三浦 里江氏
                            森本 庄治氏(シリーズ講師)
      堺市上下水道局(殿堂入り)         竹田 由実氏

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